運転者の養成講習会は、終了しました。

    福祉有償運送とは?

  福祉有償運送とは、NPOや社会福祉法人などの非営利法人が、高齢者や障がい者などの公共交通機関を使用して移動することが困難な人を対象に、通院や通所、お墓参りやお花見などの外出に、車椅子のまま乗車できたり、座席が回転して昇降する福祉車両などを使い、外出の支援を有償で行う移送サービスのことをいいます。 

☆このような福祉有償運送を実施するには、道路運送法による「登録」が必要です。

 必要性の判断は市町村において当該地域内の輸送の現状に照らして、タクシー等の公共交通機関によっては移動制約者に対する十分な輸送サービスが確保できない状態であることが前提となります。

 高山市の場合、「総合交通協議会」で必要性を判断し、「有償運送部会」において事業者や料金の適否を検討され、適切であれば高山市役所からの依頼文書をもらい、事業者が岐阜運輸支局へ申請し、登録が決定されます。

 

  運転できる人は、原則として2種免許ですが、福祉自動車ではない乗用車を運転するためにはホームヘルパー2級以上の資格も必要です。

 1種免許の人は、国土交通大臣が認定した機関において所定のカリキュラムを受講する必要があります。

 

福祉有償運送の運転協力者の講習会、車椅子でスロープや段差を全員が体験します。
福祉有償運送の運転協力者の講習会、車椅子でスロープや段差を全員が体験します。

 スロープ・坂道・段差、狭い所での方向転換、利用者さんの立場と介助する役、交代で、アイマスクをしてのガイド役も体験。運転では、車椅子に乗ってもらい

実感します。

のりものフェスタin高山 福祉車両展示

    平成30年10月14日(日) 高山市役所 10時~15時

快晴に恵まれ、沢山の人達が来場されました。床の低いバス、後部リフトの福祉タクシーそれに私たち「ひだ福祉移送サービスネットワーク」の『セカンドシート座席回転昇降車』、岐阜運輸支局からもバリアフリーの乗り物が紹介されました。

それに、二人乗りの電気自動車、一人で乗る二輪車のセグウエイ、電気自動車、ボンネットバス、に加えてミニSL。さらに除雪車・パトカー・ゴミ収集車・投光機車・消防はしご車・グライダー等が屋外で展示され、ジャンボジェットの操縦シュミレーション、冨山空港の紹介などが屋内で行われました。

開始前から家族連れが来場され、5分前から始りましたが、市役所が用意したクイズ景品がお昼には底をついてしまうという人気でした。

『セカンドシート座席回転昇降車』にも沢山の人たちが興味を示され、子どもたちが試乗してくれ、全自動で動く座席の回転と昇降に感心していました。それを見ている保護者の人も、「初めてめて見た」・「ばあちゃんに乗らせたい」等の声が多くありました。一緒に展示した「自立式のライト付き杖」も好評でした。

三人で対応しましたけれど、休む間もなく、すっかり陽焼けし、充実した行事でした。みていただいた方・試乗してくださった85名の方、ありがとうございました。

 写真は去年の様子です。今年は軽4輪の座席回転昇降車でした。

福祉有償運送が自治会・町内会でも可能に!

平成26年の国会において、「地方分権改革一括法案」が成立し、自家用有償運送の「過疎地有償運送」、「市町村有償運送」及び「福祉有償運送」三種類全てが、これまで非営利の法人しかできなかったのが、希望する市町村に対して、一定の条件が満たされれば、自治会・町内会(法律的に「権利能力なき社団」と呼ばれるようです)も実施可能となりました。

26年6月17日に市長・副市長などと面談し、あんきやは平成27年3月31日で福祉有償運送を終了することをお伝えし、新しい体制で高山市として取り組んでいただくように懇願しました。

市長から、副市長を中心に検討するとの答えを頂きホットしました。

 

 ところが、27年1月26日開催の「有償運送部会」では、タクシーの話題が中心となり、「タクシーを利用できない理由書の提出」が報告され決定されました。

私の力量不足をしみじみと感じております。